MQCGに緩和されたセブ島の現在の様子は??バーチャルツアーで見てみよう!
現在セブ島はコロナウィルスの影響により、まだまだ制限がありMGCQ(修正された一般コミュニティ検疫)という検疫下にあります。
9月以降のセブ島最新検疫分類及びフィリピンロックダウン最新状況
MGCQとは、フィリピンの検疫分類の中では緩和された検疫レベルとなりますが、まだ通常(ニューノーマル)になるには時間がかかりそうです。
セブ島には日本人を含む多くの外国人が観光や留学で訪れる人気の観光リゾート地です。
現在は、5ヶ月にも及ぶ長いロックダウンの影響で閉店してしまったお店も多く、さらに入店制限があるので以前のような活気はありません。
ようやく9月になり観光産業及びマッサージ(SPA)などの営業も可能となったわけですが、すでに閉店してしまったお店がほとんど。
しかし、ローカル向けに営業を再開するところあり、さらにこのような状況下でも新規オープンや現在オープンに向けて工事中の店舗も見かけます。
今回は、国際空港があるマクタン島とセブ島を結ぶニューブリッジ近郊にあるショッピングモール内をVR360で撮影してきました。
かつて訪れたことがある方は、特に現在の様子が気になるかと思います。
セブ島の現在の様子をVR360動画で体験!「アイランドセントラルマクタン」編
VR360バーチャルツアーで店内を散策してみよう!
※VRゴーグルを装着するとよりリアルにお楽しみいただけます。
もちろんパソコンやスマホからもご覧いただけます。見たい場所を左右上下にマウスで移動すれば、自由に見て回ることができます!
モール内の様子は9月上旬に撮影。
モール内への入店ルールと現在の様子(2020年9月17日現在)
- モールへの入店は、まず入口で検温➡検疫パスの提示➡手の消毒の手順で中に入ります。
1F屋外の入り口周辺にはいくつかのレストランやカフェがありましたが、現在オープンしているのは、bo's coffeeというフィリピンで一番有名なコーヒーショップとシーフードレストラン・ピザハットのみ営業。
1Fの屋内はスーパー・マクドナルド、コーヒーショップ、ドラッグストアなどが入っており、両替所以外はほとんど営業しています。
但しレストランは人員制限(70%のキャパシティ)下で営業中。
- スーパーやお店に入店する際には、検温の後、設置してある追跡フォームに(名前・住所・連絡先・体温など)を記入し提示しなければなりません。
※フィリピン政府はデジタル化を促進したい反面、システムが確立されておらず、現場レベルでの対応は追い付かず超アナログ的な作業です。
この作業自体が無意味ではないかと思いますが・・抜き打ちでチェックし誤った個人情報を記載したものには罰則が科せられるとのことですので、みんなまじめに記入しているようです。
2Fはハードウェア・家電・ジュエリー・時計・ダイソー・ブックストア・ローカルブランドのショップなどが入っています。
2Fの屋内に日本食レストランと韓国焼肉・カフェがありましたが、現在は閉店しており、2F屋外のレストランは、韓国レストラン「CookPub」・ミルクティーのお店・日本人経営の焼肉屋さん「但馬屋」は営業再開!!
3Fのフードコートは、3店舗のみ営業中。
セブ島の現状と最新情報
ロドリゴドゥテルテ大統領は、9月18日 新型コロナウイルス(Covid-19)による健康危機及びまだまだ増加傾向にあることを理由に、フィリピン全体の災害事態宣言をさらに(2020年9月13日から2021年9月12日まで)1年延長することを発表。
※非常事態宣言ではなく、フィリピン全体がまだ災害(calamity)状況下にあるということを示しています。
状況に応じ早期解除の可能性もあり。2021年9月まで国境を開かないという意味合いではありません。
フィリピン運輸省は9月12日、鉄道など公共交通機関でのソーシャルディスタンス(社会的距離)を14日から段階的に縮小すると発表。
新型コロナウイルス感染防止策として、乗客同士の間隔を1メートル空ける必要がありましたが、まず0.75メートルに縮小。
WHOが推奨するソーシャルディステンスは、現在1メートルですが
- 9月14日から75cm
- 9月28日から50cm
- 10月12日から30cm
と段階的に距離を緩和すると発表。但し、マスクとフェイスシールドは着用。
が、しかし・・・
9月19日 ロドリゴドゥテルテ大統領は、公共交通機関の通勤者間の1メートルのソーシャルディスタンスを維持することを決定したと大統領スポークスパーソンのハリーロックが9/19土曜日に発表・・
ということで本日撤回されました。
ロックダウン直後から比較すると徐々に緩和されている状況ではありますが、外国人の入国ができない為、ローカルターゲットのお店以外は閉店・休業しているところがほとんどです。
反面、現在はほとんどのビジネスが許可されたため、交通量も徐々に増し、一部のホテルでは意外と多くのデイユース客が余暇を楽しんでいたりと
この状況下でも余裕のあるフィリピン人が意外といるんだな~というのが率直な感想です。
コロナ前とコロナ後の変化
個人的に変わったなと感じること
- トイレに行くとティッシュペーパーやハンドソープが設置
以前はホテルや大きな施設内・観光客向けのレストランなどにしか見かけなかったトイレットペーパーやハンドソープが、ローカルスーパーや以前なかったところにも常備されていること。これは良い変化ですね!
- 電線や道路が整備
以前はものすごい電線の数で電柱も傾きかけていたりと、驚くこともありましたが、ロックダウン中に整備され空港周辺は地中に埋められたり、電柱もだいぶ入れ替えが行われ道路の拡張も現在進行中。
- ロックダウン中に新たなビルやモールが続々建設中。
- 電気バスが登場!
以前は伝統的なジプニーやトライシクルと呼ばれる3輪バイクが交通手段としてメインでしたが、現在は電気&ソーラーバスや大型バスなどが増えてきました。排気ガスの問題で考えるとジプニーなどの廃止に向けた動きは理解できますが、伝統的なフィリピンならではのジプニーやトライシクルは是非残してほしいものです。
- キャッシュレス化
今までは現金がないと買い物も不便でしたが、コロナ後はデジタル化促進に伴い、今までカードが使えなかったお店もキャッシュレスで支払いができるところが増えてきました。
全体的に、以前に比べて衛生面などの意識は高くなっており、フィリピンへの入国が解禁になるころには、観光客にとってもさらに快適な旅ができるのではないかと思います。
一日も早く外国人観光客が入国できるようになることを願うばかりです。