旅行者必見!フルーツ天国セブ島で南国の恵みを食べつくそう!
常夏のフィリピンでは、スーパーや露店、市場などでおいしい南国フルーツがいつでも手軽に安く手に入ります。便秘や肥満、生活習慣病の予防、美肌に良いとされているフルーツですが、ほとんどのフルーツが“アルカリ性食品”に分類され、がんや骨粗鬆症予防にも効果があると言われています。今回は、健康志向の方必見!!フィリピンで簡単に手に入る主な南国フルーツとその健康効果についても紹介していきます。
アルカリ性食品とは?健康に良い理由は?
食べ物は主に、“酸性食品”と“アルカリ性食品”に分類することができますが、酸性食品の代表格として、肉や炭水化物、砂糖、加工食品や魚が挙げられます。反対に、代表的なアルカリ性食品は、野菜やフルーツ、きのこ、海藻、大豆などです。健康的な身体の血液は、弱アルカリ性に保たれており、身体が酸性に傾くと、免疫力の低下・疲れやすい身体、生活習慣病やがん、糖尿病のリスクに繋がります。
酸性食品を食べても、主に腎臓などの機能により弱アルカリ性に血液濃度が保たれるようになっていますが、これが長期にわたって続く場合、そういった機能の低下をきたすと言われています。また、酸性食品を食べる事で体内に毒素が溜まってしまいますが、アルカリ性食品には、この毒素を自然に排出する働きがあります。ただ、酸性食品の中には糖や身体を作る材料となるタンパク質を多く含むため、酸性食品が悪い!ということではなく、バランスが大切なので、「加工食品や、お肉などを食べすぎてしまった…」という時は食後にフルーツを食べて体内の毒素を排出するなど、是非バランスの良い食事を心がけてみて下さい。
フィリピンで手に入るアルカリ性の主な南国フルーツとスーパーで買う際の価格
パパイヤ(35ペソ ※約85円/1㎏)
パパイヤには、β-カロテン、ビタミンCなどの様々なビタミンが含まれており、β-カロテンは体内でビタミンAに変化し、目や皮膚、粘膜の正常保持に関与していると言われています。
また、未熟なパパイヤにはパパインと呼ばれる酵素が多く含まれています。この酵素はタンパク質に限らず、脂肪や糖質をも分解する働きが確認され注目されています。
ドリアン(200ペソ ※約480円/1kg)
ドリアンは「果物の王様」と呼ばれるほど栄養価の高いフルーツで、ドリアンに含まれるビタミンB1、葉酸やナイアシンの含有量は、フルーツの中でもトップクラス。
ビタミンB1は糖類を分解してエネルギーに変える重要な栄養素で、葉酸は、血液を作り貧血予防に役立ちます。 ナイアシンは、代謝を促進して血行を良くし、冷え性を改善する働きがあります。強いにおいがあり、好みが分かれるかもしれませんが、味はクリーミーで濃厚ですよ。
マンゴー(199ペソ ※約480円/1kg)
マンゴーには、ビタミンA・Cなどの抗酸化ビタミンに加え、βカロテンなどのカロテノイドを多く含み、シミやしわの予防に効果があると言われています。 また、マンゴーに含まれるカリウムには塩分(ナトリウム)の排出を促す働きがあるので、むくみ対策にも役立ちます。
日本では高級なマンゴーですが、フィリピンではとても身近な存在で、果汁たっぷりのマンゴーシェイクも良く売られています。甘くてとてもおいしいです!
スーパーでは色々な種類のマンゴーが売られており、より濃厚で甘いアップルマンゴー、シャキシャキと酸っぱいインディアンマンゴーと、それぞれ違う味を楽しむことができます。インディアンマンゴーは塩をつけて食べると美味しいですよ!
バナナ(40ペソ~ ※約100円~/1kg)
バナナはフィリピンでも一般的なフルーツで、体内の塩分を排出し、むくみを解消するカリウムが豊富に含まれています。 また食物繊維が豊富なので食後のコレステロールの吸収や、血糖値の急激な上昇を抑える作用もあります。
その他にも強い抗酸化作用と動脈硬化や花粉症などを抑える作用があるポリフェノールや代謝を促進するナイアシンなども含まれています。
ちなみにフィリピンでは、バナナの串揚げに砂糖をまぶしたもの「バナナキュー」が良く露店で売られており、日本人にも美味しいと好評なローカルフードとして有名です。
アボカド(22ペソ※約530円/1kg)
アボカドは、ビタミンE、食物繊維、カリウム、葉酸、など美容や腸内環境の改善に役立つ栄養が含まれる果物です。また、脂質を多く含むアボカドは「森のバター」とも呼ばれるほど。
脂質といっても、アボカドの脂質にはオレイン酸という不飽和脂肪酸が多く含まれ、悪玉コレステロールを抑える働きがあります。酸化したコレステロールは心筋梗塞などの原因になるため、この予防にも役立ちます。フィリピンでも良く目にするフルーツで、アボカドを使ったサラダやディップも人気があります。
スイカ(80ペソ ※約190円/1kg)
スイカはアルカリ性の中でも、強アルカリ性の食品です。スイカには、美容効果やダイエット効果など、嬉しい栄養がたくさん。トマトに含まれていることで有名なリコピンですが、実はスイカにはトマトの約1.5倍も含まれており、活性酸素を除去したり、シミやシワの予防になります。その他にも血糖値を下げたり、動脈硬化症を予防してくれる効果も期待できます。
また、マンノシダーゼと呼ばれる糖質分解酵素を豊富に含んでおり、これが、ダイエット効果に繋がります。さらに、カリウムを多く含みますので、むくみ改善効果、疲労回復や利尿作用があり、夏バテにも効果があります。多くの方が食べずに捨ててしまうスイカの皮ですが、実は血流改善や抗酸化作用のあるスーパーアミノ酸「シトルリン」が含まれており、血流状態をよくしてくれる働きがあるなど、たくさんの健康効果が期待できるフルーツです。
フィリピンでも、スイカのドリンクやスムージーが人気で、定食を頼んだ際のデザートとしてスイカが出てくることも多いです!
パイナップル(55ペソ ※約130円/kg)
パイナップルも、特にアルカリ成分が強い、強アルカリ性の食品です。ビタミンB1やビタミンC、食物繊維、鉄、マグネシウム、カリウムなど栄養素が豊富に含まれています。
また、ブロメラインという成分で肉などのたんぱく質の分解を助ける効果があり、消化促進の効果があります。パイナップルを食べたときに舌がピリピリと感じるのは、このブロメラインが原因の一つなんだそうです。
マンゴスチン(190ペソ ※約460円/kg)
マンゴスチンは、「果物の女王」とも呼ばれるフルーツ。ビタミンB1と、糖質と食物繊維が合わさった炭水化物が多く含まれており、疲労回復に素早く効くエネルギー源となります。ただし摂りすぎは体内で脂肪となり、肥満の原因にもなるので、注意!
少しライチに似たような食感で、甘みと酸味があります。また、マンゴスチンの果皮にはアントシアニンも豊富に含まれており、眼精疲労の回復や予防、視力の向上といった、特に目の機能を高める効能があります。果皮は基本食べるものではないですが、乾燥させてお茶にするといいですよ♪
日本ではなかなか目にしない南国フルーツも、フィリピンではとっても簡単に手に入り、毎日の食事に取り入れることができます。こんな風に、既に果皮がカットされてパック詰めしてくれているものも売られています。
今回はスーパーでの販売金額を紹介しましたが、市場や露店などではさらに安く手に入りますよ。例えば、先日市場に行った際はマンゴーが80ペソ/1キロでした!
甘くておいしい南国フルーツ、是非フィリピンに来た時は試してみて下さい♪
※表示価格は2023年4月現在、セブシティのスーパーでの価格となります。