セブ島での移動手段・現地交通機関の利用方法を徹底解説!
フィリピンでの観光や留学中、レストランやホテルに向かうなど何かしら交通機関を使いますよね。しかし日本とセブでは勝手が違うことばかり。またネットなどを見ているとタクシーでぼったくられたなどという情報を目にすることもあり、ちょっと怖いと感じる方もいるのではないでしょうか?そんなセブ初心者の方々のためにセブ在住の私が各交通機関の料金と乗り方などについて説明していきたいと思います。
①ジプニー | Jeepney
フィリピンの乗り物といえばジプニー。日本ではなかなか見ないユニークなフォルムのジプニーですが、ここセブでは人々の生活の足として活躍しています。(日本のバスのような感覚です)また公共交通機関として一番安いのもこのジプニーです。思い出として乗っておきたい、安く済ませたいということであればジプニー、おすすめです!※窓がなく外からネックレスやイヤリング、スマートフォンを盗られる事件も発生しています。アクセサリー類は外す、停車中はスマートフォンを使わないなど注意しましょう。
ジプニーの乗り方
①歩道に立ってジプニーを探す
ジプニーはそれぞれルートが決まっていて、自分の目的地に行くジプニーを探す必要があります。車体の正面や横に行き先が書いてありますので確認します。(ITPark、Ayala、ParkMallなど)セブ初心者の方はとりあえずジプニーを呼び止めてドライバーに行き先を直接聞くと間違いなしです!
②手を上げてジプニーを呼び止める
目当てのジプニーが来たら手を上げてジプニーを止めましょう。満席の場合はそのまま過ぎ去っていくこともあります。
③乗車し、乗車賃を払う
乗車したら席に座ります。
ここでのポイントがお金の支払い方法。
ジプニー内はとても狭く、身動きできないのでお金の受け渡し方にルールがあります。ドライバーの近くの席に座れた場合は直接ドライバーに乗車賃を渡します。ドライバーから席が遠くお金を直接渡せない場合は、ドライバー側に座る他のお客さんにお金を渡します。
するとお客さんが他のお客さんへとバケツリレーのような形でお金が渡っていき、ドライバーに渡してくれます。
お釣りも同様に、ドライバーから前のお客さんを渡って受け取ることが出来ます。前方の席に座る際はこのお金の受け渡しを毎回しなければなりませんので、後方の座席がおすすめです。
④降りたい場所でジプニーを止め、降車。
ジプニーは停留所など決められた降車場所はありません。自分が降りたい場所に来たら天井や手すりをコインでコンコンと叩きます。これが停車の合図になっており、すぐに止まってくれます。支払いは終わっているのであとは降りるだけ。
ジプニーの料金
初乗り11ペソ(4キロ以内)
その後は距離によって変動。
例)ITパーク➖アヤラセンターセブ:11ペソ
マクタン島➖セブ市:約50ペソ
②ハバルハバル|habal habal
こちらは日本では禁止されているバイクタクシー。セブは渋滞がひどく、ジプニーやタクシーを使うと思った以上に時間がかかります。しかしこのハバルハバルなら大丈夫。ドライバーが熟練した運転で車の間をすり抜けていきます!疾走感もあって風が気持ちいい!急いでいるときや一人での移動におすすめです。
ハバルハバルの乗り方
①手を上げてハバルハバルを呼び止める
スーパーマーケットの前や大きめの施設に停まって客引きをしていることが多いです。また、走りながらお客を探しているドライバーもいますので、ヘルメットをぶら下げているバイクが通りかかったら手を挙げてハバルハバルを止めましょう。
②料金の交渉
ハバルハバルは基本その場で値段を交渉します。トラブルを防ぐため乗る前に行き先を告げ、値段を交渉するのがおすすめです。
③ヘルメットを被り乗車
それぞれドライバーがヘルメットを用意しているので受け取って装着しましょう。乗ったら目的地までドライバーが連れて行ってくれます。
④支払い
目的地についたらここで事前に交渉した運賃を支払いましょう。
ハバルハバルの料金
20ペソ〜
例)ITパーク➖アヤラセンターセブ:約50ペソ
③トライシクル|Tricycle
バイクにサイドカーのようなものがついているこちらは「トライシクル」。料金もハバルハバル並みに安く、3人まで乗ることができ、重たいものも運べるのが特徴。あまりスピードは出ず長距離には向かないので、ちょっとした近場に数名で行く際やスーパーマーケットや市場に買い物に行く際に使われています。
トライシクルの乗り方
①トライシクルを探す
トライシクルは基本道端に停まって客引きをしています。特にスーパーマーケットやショッピングモールの外で待機していることが多いです。
②料金の交渉
トライシクルは基本その場で値段を交渉します。トラブルを防ぐため乗る前に行き先を告げ、値段を交渉するのがおすすめです。
③乗車
3名で乗車する場合は折りたたみ式の座席を倒して足を外に出すように座りましょう。
トライシクルの料金
ひとり20ペソ〜
④タクシー|Taxi
エアコン付きで快適、どこへでも行くことができるタクシーは旅行者や留学生におすすめ。日本のタクシーと比べてとってもリーズナブル。4名まで乗れるので複数人で利用するならタクシーがとてもお得です。ジプニーやバスよりも多くの数が走っているのですぐに乗車できることもメリットの一つ。空港には白と黄色の2種類のタクシーがいます。黄色は空港専用のタクシーで割高かつサービスは白いタクシーと変わらないので、白いタクシーに乗ることをおすすめします。
タクシーの乗り方
①手を挙げてタクシーを呼び止める
アヤラセンターセブやSMシティなどショッピングモールや空港には専用のタクシー乗り場があるのでそこへ行きましょう。路上でタクシーをつかまえる際は日本と同様、手を挙げてタクシーを呼び止めましょう。
②目的地を告げ、メーターの確認
乗車し、目的地を告げて出発しましょう。タクシーは日本と同様にメーターで運賃が決まります。口頭で運賃の交渉をすることはありません。(もし300ペソなどと先に料金を提示された場合は、ボッタクリの可能性があります)また、たまにメーターを回さないで目的地についてから高めの運賃を請求されることがあるので、走り出したらメーターが動いているか確認しましょう。
③支払い
目的地についたらメーターで示された運賃を支払いましょう。
タクシーの料金
初乗り40ペソ
1キロごとに13.5ペソ+1分ごとに2ペソ
例)マクタン空港➖セブ市:約300〜400ペソ
ITパーク➖アヤラセンターセブ:約100ペソ
⑤プレミアムタクシー(黒タクシー)|Premium taxi
こちらは黒塗りのプレミアムタクシー。
少し高い運賃設定となりますが、7人乗りと普通の白いタクシーよりも乗車できる人数が多いことが特徴です。大人数での移動の際は白いタクシー複数台の利用よりも費用を安く抑えることができ、グループでの移動に最適です。街中で見かけることはあまりなく、主にマクタン空港で待機しています。
プレミアムタクシーの乗り方
乗り方はタクシーと同様です。
プレミアムタクシーの料金
※料金はプレミアムタクシーの車種によって異なります。
INNOVA
初乗り50ペソ+1キロごとに17.5ペソ+1分ごとに2.5ペソ
MONTERO・FORTUNER・GRANDIA
初乗り60ペソ+1キロごとに20ペソ+1分ごとに3ペソ
⑥バス|Bus(Beep・mybus・Ceres Liner)
タクシーと同様にエアコンが効いていて快適、かつ運賃がリーズナブルなバス。ここセブでは日本のバスとは違い時刻表がありません。〇〇分間隔というかたちで運行しているので、バスターミナルや停留所にバスが来たらその都度乗り込むというスタイルです。セブのバスは大きく以下の3つがあります。
最新(2023年11月)のバスの情報はセブ市内・空港行のバスルート・運賃と乗り方もご覧ください
・ビープ(Beep)
Beepは小さくて可愛らしい路線バス。セブ市周辺のいたるところを走っており、近距離の移動にとても便利です。Beepはジプニーのバスバージョンでモダンジプニーとも呼ばれています。ジプニーと違い座席がそれぞれにあり、スペースも広く快適に乗車ができるのでジプニーに抵抗感がある方はこちらを選びましょう。乗る際はジプニーと同様に手を挙げてBeepを呼び止めましょう。
ITパークのバスターミナルでは係員がいて行き先を告げればどのBeepに乗ればいいか教えてくれますよ。
Beepの料金
初乗り14ペソ+距離に応じて加算
例)ITパーク➖Jセンターモール:18ペソ
・マイバス(My bus)
マイバスは、ショッピングモールのSMが独自に持つバスで、マクタン空港からSMシティなどSMショッピングモールを起点としたバスの運行を行っています。SMに行きたい、またはSMからどこかに行きたいという方におすすめなバスです。
マイバスの料金
例)マクタン空港➖SMシティ:50ペソ
パークモール➖SMシーサイド:25ペソ
オスメニアサークルBDO前➖SMシーサイド:無料
・セレスライナー(Ceres Liner)
セレスライナーは黄緑色が目を引く長距離路線の大型バスです。セブ市からリゾート地として有名なバンタヤン島やオスロブ、モアルボアルなどに1本のバスで行くことができます。
エアコン付きで、安く遠方へ行くならセレスライナーがおすすめです。アヤラセンターモールやSMシティにバスターミナルがあります。
セレスライナーの料金
例)SMシティ➖バンタヤン島:250ペソ程
⑦グラブ|観光客やセブ初心者におすすめのGrabタクシー
セブに来たら、まずダウンロードしたいアプリ「Grab」
こちらはタクシーの配車サービスで、アプリで簡単にタクシーを利用することができます。観光客や留学生などセブ初心者の方々におすすめな移動手段です。アプリ上で行き先の指定や料金の提示があるので英語で話す必要がなく、ぼったくりの心配もありません。
オンライン配車アプリ・Grabタクシーの使い方
①Carをタップ
Grabを開いてホーム画面の上側「Car」をタップします。
②目的地の入力
「Where to?」の検索ウィンドウをタップして行き先を入力します。(Ayala、SMcityなど)
③乗車場所の入力
次に乗車する場所を決めます。
デフォルトではスマホの現在地となるので、その場所で良ければ「Confirm Pick-Up」をタップし次に進みます。
場所を指定したい場合はマップピンを動かすか場所を入力して「Confirm Pick-Up」をタップ。
④料金の確認・タクシーの種類を選択
Grabにはタクシーの種類があるので選択する必要があります。
GrabTaxi:一般的な白いタクシー
GrabCar4-Seater:4人乗り個人タクシー(車が新しく、快適なことが多い)
GrabCar6-Seater:6人乗り個人タクシー(車が新しく、快適なことが多い)
選択したら「Book GrabTaxi」をタップして予約完了です。
⑤タクシーを待つ
アプリ上でタクシーのプレートナンバーと到着予想時刻、現在位置がリアルタイムで表示されます。タクシーが近くに来たらアプリ上のプレートナンバーと照らし合わせて乗車しましょう。
⑥支払い
目的地についたらアプリ上の金額をドライバーに直接支払いましょう。
料金
例)SMシティ➖アヤラセンターセブ:150ペソ程
SMシーサイド➖ITパーク:350ペソ程
いかがでしたでしょうか。セブの交通機関についてまとめてみました。セブ初心者の方は、まずGrabから始めて、セブの生活に慣れてきたらバスやジプニーに乗ってみるのもいいかもしれません。今回ご紹介した交通機関を使ってセブのいろいろなところを巡れば思い出になること間違いなしです!
ぜひお試しください。