家族4人でセブ島移住|岳さん家族にインタビュー
2023年現在、入国規制緩和によりセブ島へ移住される方がかなり増えてきた印象。そこでセブ島へ移住する目的やその背景など大変興味深いところ・・。同じような家族構成だったり移住を検討中の方へ是非読んでいただきたいです。今回は第一回目でインタビューさせていただいた、ナミーさん家族と同様、家族で4人で移住された岳さんファミリーにインタビューさせていただきました。

Q、コロナの後に移住した理由と、セブ島を選んだ理由は?
海外移住が夢だったご主人岳さん(41才)、奥さま育恵さん(36才)、小学生と幼稚園生のお子様と一緒にセブ島へ移住。なんと取材時点でセブ滞在期間2週間という移住したばかりのご家族。今回はご主人の念願かなっての家族移住だそう。岳さんは以前海外に単身赴任しており、その時に家族全員で海外で生活できたらいいなと思ったのだとか。当時は育恵さんの職場の休暇制度が今のように整っておらず単身赴任という形になりましたが、コロナ後の働き方の変化や会社の制度改革により移住の可能性が見えたことで移住を決意。まずは「絶対嫌だ!」と言う子供たちにパワーポイントで資料を作ってプレゼンすることから開始したという岳さん。叶えたかった夢への本気を感じますね。
「今はまだ若干恨まれている節がありますが(笑)、彼らの視野が広がり、大人になった時にこの経験をして良かったなと感じてもらえるといいなと思います。ここで子供たちのシャイな性格が変わるのかなとも思っています。」と話してくださいました。

実はセブには10年程前にダイビングのライセンスを取りに来たことがあり、良いところだなと感じていました。現地の人柄も良さそうですよね。移住については、他にもマレーシア、シンガポール、タイ、オーストラリア、ニュージーランドなど色々と調べましたが、日本の仕事をしながら家族4人で海外に移住するには観光ビザを利用するのが良いと考え、最大3年間の滞在が可能なフィリピンに決めました。フィリピンの中では以前訪れたセブが良いかなと思いました。
Q、現在のお仕事は?
岳さん>研究の仕事をしていて、主に腸内細菌についての研究結果のデータなどを分析・解析をしています。コロナになって研究の仕方も変わり、オンラインで仕事ができるようになりました。そこで海外に住みながら仕事をするのも可能ではないかと思い、前例はなかったのですが会社に相談しました。結果、仕事内容は変わらず、生活の拠点を日本からセブに移すことができました。
育恵さん>同じように研究の技術職で再生医療のテーマでiPS細胞の培養や培地開発をしていましたが、今回は2年間の休職制度を利用してきました。会社でも休職制度を整えているところでタイミングも良かったです。
Q、何年ぐらいセブに住もうとお考えですか?
とりあえず2年間ぐらいと考えています。子供が小学4年生なので小学校を卒業するくらいまではセブにいたいと考えていて、そのあとは子供たち次第と言うところです。

Q、セブに移住するための資金として、どのくらいを目安に考えていましたか?
妻が休職になるため、収入は半分になることを踏まえて計算しました。実際に住んでみて生活費はあまり変わりませんね。教育費がプラスにかかりそうです。日本に持ち家があるのでローンとこちらの住居費だけが二重にかかっています。
Q、普段はどのような時間の過ごし方をされていますか?
私は日本の勤務時間は自宅で仕事をしており、子供たちも登校が来月からなので家にいます。プールが好きなのでコンドミニアムのプールで毎日遊んでいます。
Q、お子様が通う学校はどのように選びましたか?
昨年(2022年)から移住について調べ始め、6月頃から具体的に行動を起こしました。8月に一度長男と一緒にセブ島へ来て、学校をいくつか見学して回りました。本人に肌で感じてもらい、通えそうか確認して決めました。その後、9月に入って会社に移住について話したという流れです。選択した学校は新校舎で綺麗なのも良かったです。

Q、英語力はどのくらいありますか?
妻や子供たちはまだこれから勉強するところです。「でも、きちんとした文章で話せなくても、割と単語で通じちゃうんですよね、笑。」と奥様。(同感!本当にその通りです。)
Q、住まいはどのように探しましたか?
荷物を送るための住所が欲しかったので、日本にいる間に決めました。写真で選ばないといけないため、匂いや周りの環境がわからないのでひとまず三ヶ月だけAirbnbで契約してセブに来ました。今のところ特に問題なく過ごせています。これから色々と見て回り、次の部屋を探します。次はもう少し広いところがいいなと思っています。
Q、セブに来て思っていたことと違ったことはありますか?
長男>いつでも夏野菜が食べられる。僕の好きなオクラが毎日食べられて嬉しいです!
育恵さん>こちらにきて2週間なので、そんなにわかっていないのですが、子供たちは「トイレがちょっとやだ。」と言っています。日本のトイレはどこも綺麗なので、それに比べるとトイレに対する不快感はありますよね。入れるトイレ探しは必須ですね。あとは子供たちが小学校や幼稚園で午後に補習授業をうけることにしたのでお弁当持ちになります。一度帰宅して昼食をとって午後にもう一度学校に行くこともできるのですが、お迎えが大変かと思いお弁当にしました。日本ではお弁当を作る生活をしたことがなかったので、そこはちょっと大変に感じるかもしれません。
Q、セブにいる間のプランや、やりたいことはありますか?
日本での仕事だけでなくセブの人たちと繋がりをつくり、新たな仕事にも挑戦したいなと思っています。またフィリピンにはたくさんの島があるので、島それぞれの雰囲気や景色を感じてみたいです。アジア各国に行くにも近いのでたくさんの文化に触れてみたいと思っています。

日本から送ったもの
育恵さんは先に日本から荷物を送ったと言うことだったので、参考までに何を送ったのか伺ってみました。
肌が弱いので、洗剤類、石鹸類、化粧品類など主に肌につけるものを日本から送ったそうです。確かにフィリピンの洗剤類は香料が強く、日本人の私たちには慣れないところです。個々の体質によってケアが必要なものについては、環境の変化に慣れて自分に合うものを見つけられるまでの間までは、日本から持ってくると新しい生活がスムーズに始められそうです。徐々にセブで自分好みなものを探していくのもまた楽しみですね☆
コロナ後は会社によっては在宅ワークなど場所を問わずに働くことが可能となり、働き方・暮らし方の選択肢も増えたことから、ご家族での移住も行動力さえあれば可能です。家族全員で新しい文化や習慣を体験することができ、お子様の将来にも必ずプラスになることかと思います。ご主人の行動力と、それを一緒に楽しんじゃう奥様の笑顔と柔軟性が移住を実現したのだと思います。とっても素敵なご家族でした! 岳さんのTwitterはこちら
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