家族4人でセブ島移住|ナミーさん家族にインタビュー
セブトリップでは、これまでコロナ禍において帰国することなくフィリピンで厳しいパンデミック時代を過ごされた現地の起業家の方々にフォーカスしインタビューをさせていただきましたが、今回はアフターコロナにセブ島へ移住をされた方々に焦点をあてた新たなインタビュー企画を始めました。
今回は神奈川県からセブへ移住されて五ヶ月のナミーさん家族(夫ナミー36才、妻ちゃんちゃん35才、幼稚園生2人)にセブ島移住についてインタビューをさせていただきました。

移住する方には主に以下の3つのパターンがあります。
- リタイアメントして移住する
- 移住先で仕事を探す、起業する
- 所得を得られるベースを他に持っている
今回のご夫婦はご主人が日本で起業をされ、奥様は日本での勤め先をフルリモートで継続できる状況を整えてセブに来られましたので3番目に該当するかと思います。移住すると周囲に伝えると、すごい決断だね!と驚かれたとおっしゃっていましたが、全てをゼロにして移住するばかりが方法ではなく、こちらのご夫婦のように生活拠点はセブでも収入のベースとなるものを確保しておくことによって、今後も世界中どこにでも移ることが可能になりますよね。可能性は無限!!
それでは、早速「セブ島移住しちゃいました」シリーズのインタビュー第1弾をお楽しみください。
Q、コロナの後に家族で移住した理由と、セブ島を選んだ理由は?
もともとセブにはよく遊びに来ていて、いいなと思っていんです。そして私自身、前職はサラリーマンだったのですが、家族との時間がないことに疲れ切っており、二人目の子供が生まれたときに退職を決意し、2020年の6月に退職、独立しました。そして退職後の2020年10月には家族全員でセブ島へ半年間親子留学を考えていたのですが、コロナ禍になったため一旦諦める状況になりました。
しかし海外に住みたい、海外で子育てをしたいという気持ちを捨てきれず、場所を問わない仕事になったこともあって、コロナが落ち着いた後は留学じゃなくどこか海外移住でもいいかなと考えました。

主にマレーシア、タイ、セブを候補にして考えたのですが、マレーシアは当時ビザの取得が難しく、タイはビザはクリアできるれど家賃や学費が高い。でも、その時点でタイはすでに外国人の入国を受け入れていたので、ならばもうタイに行ってしまおうと準備しはじめていたところ、2022年2月にセブが観光の受け入れを再開したため、2022年9月の学校の始まりに合わせてセブ島に来ました。 あと子供たちの将来を考えた時に、出来ればこれから成長するだろう国で周りが英語を喋る環境に入れたいと思ったのが理由の一つ。自分たちが仕事や海外旅行をする上で英語力がもっとあればと思うことが多かったというのもあり、タイミング的には上の子が今度小学校に上がるのでその前に来ようと思いました。
Q, 現在のお仕事は?
FRPと言われるプラスチック系の業界への輸入ビジネスや、コンサルティングの仕事をしています。今のところこの仕事で生計をたてていますが、今後フィリピンでも起業をしたいと考えて、パートナーを探しているところです。
Q、何年ぐらいセブに住もうとお考えですか?
特に決めていません。日本の家も売ってきたので、セブが心地良ければ長くなると思いますし、当初予定していたマレーシアのビザが取れるようになれば、そちらに住んでみるのもいいかなとも思います。でも、セブに来て5ヶ月になりますが移動しようという気持ちは今のところないです。
Q、セブに移住するための資金として、どのくらいを目安に考えていましたか?
セブ島へ来るためにいくら資金が必要だというような考え方は特にしてなかったですね。 移住資金でいくらかかるというよりも、日本でかかる生活費をベースに、セブでかかる家賃や学費を含めた生活費を比較してどのくらい変わるかと考えました。 実際に親子4人でどのくらい生活費がかかっているかというと、
電気代9,000ペソ
家賃40,000ペソ
水道1,000ぺソ
食費30,000ペソ(外食含む)
学費250,000ペソ(幼稚園生二人分、年間、2人)
特に学費が他の国に比べると安いです。逆に物価は安くはないですよね。 そこは日本の方が物価は安いです。
Q、普段はどのように過ごされていますか?
僕は自宅で仕事をしてます。妻は日本で続けていた会社で、そのままフルリモートで働いているので、子供が幼稚園に行っている間は自宅で勤務しています。週末は出かけますが、まだ子供が小さいのでセブ市内が多いです。モールにあるプレイルームとかが多いですね。
Q、半年たってお子さんたちはセブ島生活に慣れましたか?
上の子(姉)はもうだいぶ慣れました。下の子(弟)はまだ言葉がわからないみたいですが、幼稚園が縦割り制度なのでお姉ちゃんを頼っているみたいです。一緒の幼稚園で同じクラスで学べているのでよかったです。
Q、お子様が通う現地の学校は、どのように選びましたか?

日本で選んできました。 自分たちは学校選びの基準がいくつかあったんです。
・学費
・子供たちが同じ敷地にいられること
・なるべく長い時間通える
・英語の補習授業がある
・語学力がなくても入学できる
・年度の途中でも入学できる
結局、学校内での英語の補習授業は学校が限られるので諦めて、別で補うことにしました。 また時間についても、幼稚園はどうしても半日程度になるし、今後3人目も生まれる予定なので、そこは家政婦さんにお願いする形で補うことにしようと思って探しているところです。
Q、ママ友など日本人の方々とのお付き合いはありますか?
幼稚園には日本人の子は少ないので、特に幼稚園でのママ友の付き合いというのはありませんが、知り合った日本人の方は自分たちと同様に自ら選択をしてセブ島に住んでいる方々が多く、同じような目的や志を持った方々と繋がりやすい環境という点もセブ島の好きなところです。
Q、英語力はどのくらいありますか?
僕たち、全然なんです。そこが大変で、起業について相談しているフィリピン人がいるんですが、その人はもちろん英語だけなのでお互い細かいところが伝わらないところがあって、今後一緒に仕事をするにあたっては、やはり英語力が必須なので英語の先生を探して勉強してねと言われています。
Q、住まいはどのように探しましたか?
部屋はネットやFBで探して日本で決めてました。結局、見つかった物件はフェイスブック経由でした。物件の中を見ていないので、そこは賭けだったのですが・・。セブにきて一度ホテルに滞在して、それからAirbnbなどで短期滞在用住居に移り、その間に物件巡ってその後に本格的な引っ越しというのは、子供が二人いると大変だと思ったので、決めてしまって引っ越した方が楽だなと思いました。下見に行くにもまだコロナの影響で簡単に行って帰ってくるような状況ではまだなかったので、相手の方に動画撮ってもらって細かいこと質問して、あとはぶっつけ本番って感じです。 来てみても部屋は全然問題なくてよかったです。
Q、セブに来て思っていた事と違った事はありますか?
思ったより都会でした。旅行で来ていた時はシティの方ではなくてマクタン島の方に滞在することが多かったので、あまりシティのイメージがなかったです。でも子供がいるので学校で必要なものを揃えたり、通学を考えるとシティでよかったです。 あとは思ったより電気代が高い!高いとは聞いていたけど思った以上に高くてそれが一番驚いたかもしれません。あとスーパーの野菜も思ったより高いし、質も良くないですよね。それはこっちに来てから知ったことです。
Q、セブでやりたいことや、今後のプランありますか?
今後は、やはりセブ島での起業を考えています。前職の繋がりで仕事のオファーがあるので、マーケティングをしながら様々なビジネスの種を撒いていきたいと考えています。他にも僕たちは「海外移住家族」というYouTubeもやっているんですが、家族で移住するにあたっての情報を発信したりしています。実際に私たちが移住準備をする際に、子連れでのセブ島家族移住の情報が他国に比べて少なく苦戦したというのと、移住後、想像以上に私たちと同じような家族移住希望者からのお問い合わせをSNSからいただくことが多いので、そういった方々をサポートできるよう、You Tubeなどで情報発信を継続していきたいと考えています。

家族構成|(夫ナミー36才、妻ちゃんちゃん35才、幼稚園生2人)の4人家族
セブ島移住歴|5ヶ月
住まい|セブ市
Twitterちゃんちゃん
Instagram海外移住家族/夫のナミー
Youtube海外移住家族
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